2013年3月1日
皆さん こんにちは。
院長の川島です。
2月も終わり、もう3月ですね。
雪が降る日が何日もあり寒い日が続きましたがようやく暖かくなってきましたね。
私はまだ2月の寒さのせいか、やや体調を崩し気味です。
早く治さないといけません。
しかし振り返ってみると今年も早くも2カ月が過ぎてしまいました。
ちょっと気合を入れ直さないと、今年の目標を達成できそうもありません。
ヤバいです。
先日、家に新しい家族が増えました。
猫の「ユン」君です。
もうすぐ生後3カ月です。
甘えん坊の家族が増え、うれしいです。
子供達の喜ぶ顔をみると本当に飼って良かったと思います。
ここからは歯科医療的なお話!!
すごい立派な歯ですね!!
我家のユン君もそうですが、動物は特に八重歯、犬歯が発達しています。
犬歯はなぜこのように長いのでしょうか?
もちろんそれには理由があります。
一つは捕食の為にこのような長さがあります。
もう一つは顎の位置を保つ為です。
人間はここまで立派ではないですが、勿論犬歯があります。
捕食目的はありませんが、顎の位置を保つ役割はあります。
この顎の位置を保つという役割は、非常に重要です。
犬歯がしっかりしていれば顎の位置つまり顎の関節を守る事ができます。
関節がしっかりしていれば動きも正常に働きます。
顎が正常な位置にある事により首の位置もしっかりします。首から上が安定していればおのずと体全体も安定します。
逆に首が曲がっているといつも重心がずれた状態になってしまい、姿勢が悪くなってしまいます。
近年日本人の顎は小さくなってきています。小顔になるのは、見た目はとてもいいのですが、中にはこの犬歯が正しい位置に出てこない為に顎が安定せず姿勢が悪くなってしまう人もいます。
次にもう少しお口の中の事に触れます。永久歯は、全部で28本(親知らずを入れると32本)ありますが、一番重要なのは犬歯だと私自身は考えています。
歯根と言って歯茎の中に隠れている歯を支えている部分が一番長いのも犬歯ですし、一般的に一番長く口の中で生存するのも犬歯です。
前歯と奥歯の中間の位置にあり中間的な機能を司る犬歯がどのような状態でお口の中に存在しているかで、虫歯になりやすい、歯周病になりやすいが決まる大きな要因になります。
皆さんもご自身の犬歯の位置を一度確認してみるといいですよ。