失った歯を補う治療法としてブリッジ・入れ歯・インプラントの3つの治療法がございます。
治療方法をご説明する際、それぞれの治療方法の機能面・健康面・審美面などの特徴、利点・欠点などを分かりやすくご説明いたします。
ブリッジとは失ってしまった部分を、両隣りの自分の歯を土台にして、橋渡しして補う方法です。
ブリッジは、土台の歯にしっかり固定されるため、入れ歯のように取り外す必要がありません。また、自然の歯の50%以上の力で噛むこともでき、痛みなども出ないため、違和感なく使用することができます。
ブリッジは土台となる歯に大きな負担がかかります。場合によっては折れてしまうこともあります。
さらに、ブリッジの土台の周辺にはプラークがたまりやすく、むし歯や歯周病の原因になります。
あらゆるケースで対応ができます。
ブリッジは支えとなる歯が必要ですが、入れ歯はそのような歯がない場合でも製作が可能です。また、インプラントはアゴの骨がしっかりしていないと、施術できませんが、入れ歯ならそのような場合でも問題なく対応が可能です。
ブリッジは土台となる歯をたくさん削らなくてはなりません。入れ歯の場合も、周りの歯を多少削ることもありますが、ブリッジに比べると、その量は、とても少ないものです。
入れ歯は口の中で大変な違和感があります。また、汚れが付着しやすいため、取り外して清掃する必要があります。さらに、入れ歯は痛みを感じやすい歯茎が直接その力を支えているため、自然の歯の20%~30%程度しか噛めません。
入れ歯は、健康な歯にバネをかけて使用します。
(総入れ歯は不要です)そのため、健康な歯に負担がかかったり、バネにプラークがたまりやすいなどの欠点があります。
インプラントはあごの骨でしっかりと支えられています。
そのため、自然の歯とほぼ同程度の力で噛むことができます。
痛みもまったくありません。
入れ歯のように、取り外す必要もなく、自分の歯のように使用することが可能です。
インプラントは周りの歯への影響がほとんどありません。
インプラントは骨に埋め込むための外科処置が必要になります。インプラントが固定されるまで、ある程度の期間が必要になります。期間は手術の方法、インプラントの種類によって異なります。インプラントは、上記のような欠点がありますが、使い心地・周囲の歯への影響・耐久性などを総合的に考えた場合、最も良い治療方法の一つといえます。(治療には、インプラント支えるためのあごの骨がしっかりしている必要があります。)
治療は選択する方法によって将来のお口の健康にも影響を及ぼします。
ご家族の方などとよくご相談してご検討ください。不明点等ございましたら、お気兼ねなくお申し付けください。