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むし歯予防にシーラント

2024/3/14
こんにちは、歯科衛生士の磯江です。

3月になりましたがまだまだ寒い日が続いていますね。

今日は歯医者で出来るお子さんの虫歯予防処置
「シーラント」
についてお話をさせていただきます。


お子さんの奥歯がちゃんと磨けてるか心配という方いませんか?
特に歯の溝は歯ブラシの毛先も入りにくく、食べかすが溜まってむし歯になりやすい場所の一つです。
そんな歯の溝のむし歯予防に役立つのがシーラントです。

シーラントとは歯の溝をフッ素の配合されたプラスチックの材料で一層埋めることによって、虫歯を予防する方法です。

主に生えて間もない6歳臼歯や乳歯に行います。特に生えたての永久歯は表面が柔らかく虫歯になりやすいため、予防は大切です。
シーラントをすることで歯の表面が滑らかになるため、歯垢や食べ物が詰まりにくくなり、歯磨きもしやすくなります。


シーラントの流れ
1.歯を機械のブラシなどを使ってクリーニングする。
2.シーラントをくっつきやすくするための薬を歯の溝に塗布する。
3.水で薬を洗いながす。
4.しっかりと乾燥させ、歯の溝にシーラントを流し込む。
5.シーラントを固めるための光をあてる。
6.うがいをしてもらい、噛み合わを確認して完了!

歯を削る必要がないので痛みもありません。
また、流れが虫歯治療に似てることもあり、虫歯治療の練習としてもおすすめです。
保険診療で定期検診と一緒に行うことが出来ます。


シーラントの注意点
シーラントは歯の溝に薄くつけます。そのためあまりものを強く噛んだり歯ぎしりしたとき、ガムやグミなどを食べた際にはずれてしまうことがあります。
そのときは再度シーラントを行えば問題ありません。かけらも小さいので飲み込んでしまっても大丈夫です。
定期検診の時に外れてないかチェックさせてください。

また、シーラントをしたからと言ってもむし歯にならないのは歯の溝のみです。そのため歯と歯の間のむし歯や側面のむし歯などは予防できないです。
正しい食生活と日々のブラッシング、歯医者での定期検診はいままで通りしっかり行う必要があります。


分からないこと、心配なことがありましたらいつでもスタッフにお尋ねください。

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