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口の中の乾燥について

2023年12月12日 
こんにちは、歯科衛生士の金坂です。


12月に入り気温の変化が大きく朝晩の冷え込みも強くなり空気の乾燥もこの季節ならでは。
今回は肌の乾燥もありますが、口の中の乾燥についてお話していきます。

口の中の乾燥の原因として
①加齢:高齢化により唾液腺
(耳下腺や顎下腺)の委縮により口腔内の唾液分泌が減少することによりおこる。

②薬の服用 
処方薬の80%以上が唾液減少の原因
・ 利尿剤 (ラシックス、 フルイ トラン)
・抗コリン剤(アトロピン、ブス コパン)
・抗ヒスタミン剤(ポララミン、 レスタミン)
・抗パーキンソン剤(アーテ ン、アキネトン)
・ 向精神薬(抗うつ剤、 トランキライザー)など

③ストレス、全身疾患
(シェーグレン症候群:自己免疫疾患、糖尿病等)の影響

④かむ力の低下などが原因
(唾液の分泌量が減り口の中が乾燥する人が多く、口やのどが渇く、食事がとりにくい、発音がしにくいなどの症状がでる)
と言われています。

この①〜④で当てはまるのはありましたか?

この対策としては
・シュガーレスのガムや飴を舐める。
とくに噛むと咀嚼による刺激によりさらに唾液がでる 。
刺激した時の唾液の方が緩衝能(pHを、一定に保とうとする働きの尺度)が高い。
・食事の噛む回数を増やす
・水分量を増やす(水分をよくとる)
・唇や口腔内にワセリンやグリセリンを塗布する。皮膚や粘膜を保護できる。
(専用の口腔保湿ジェルは効果が長く続くのでおすすめ)
・あいうべ体操(唾液腺は使わなくなると委縮する常に刺激動かすことが必要)

等があります。


対策の方法をやってみてるけどあってるかわからない等、何か気になった方はお気軽にお声かけください!

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