2022/9/2 こんにちは。歯科衛生士の柳楽です。
腸内細菌と口腔内の菌が関係あるって知っていましたか?
「口は災いの元」ということわざがありますが、発言だけでなくそれ以上に知っておきたいことがあるのです。
口の中の菌はあらゆる病の引き金になっているという事です。
私たちが口にする食べ物が最初に通る場所である口は、腸内と同じようにたくさんの細菌がいます。
口腔ケアがしっかり出来ている人の菌の数は、1000億個。出来ていない人で4000億個まで増えている場合があります。
虫歯菌は歯を溶かして穴を開けて虫歯にしてしまいます。歯周病菌は酸素が嫌いなので歯周ポケットに入り込んでいきます。その中で、どんどん増殖して体内に侵入し、全身に回ることになります。そうなると、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病を増悪させることがわかっています。
この菌は鉄分が大好きなので、体の鉄分を取られてしまい貧血気味になる傾向があります。
また、お口の中の菌は腸内にいると大腸がんや食道がん、肝臓がんになるリスクも高まるようです。
この菌が脳に達するとアルツハイマーの原因になるデータもあります。
たかが「歯磨き」と怠ってはいけません。
虫歯や歯周病だけでなく、全身の病にも関係する菌がお口の中には沢山います。
腸内環境が悪いと口腔内も悪化し、口腔内が悪いと腸内環境も悪化します。
健康で元気に過ごすには、どちらのケアも避けて通れない大切なことです(^^)
定期検診でケアすることで、ご自身の手の届かない場所のケアもできます。全身の健康を守る為にも定期検診にいらしてください。
スタッフ一同お待ちしております。