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フッ素の効果

2021年11月16日 こんにちは。

こんにちは。
歯科衛生士の重枝です。 今回はフッ素についてお話しします。

初めにフッ素の効果についてです。
フッ素には、むし歯を予防する3つの作用があります。
◇再石灰化の促進 歯から溶け出したミネラル(カルシウムなど)の補給を促し、健康な状態に戻す作用
◇歯質強化 歯の質を強くし、むし歯の原因菌が出す酸に溶けにくくする作用
◇細菌の酸産生抑制 むし歯の原因菌の働きを弱め、酸産生を抑える作用

むし歯が予防できると言うことだけでなく、フッ素の作用を知るとより使用したいと思いませんか?
ここでフッ素の使用方法についてです。
最も身近で手軽な使用方法はフッ化物配合の歯磨き剤です。
歯みがきの最中だけでなく、口の中に残ったフッ素が唾液に混ざり効果を発揮します。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、市販されている歯みがき剤のほとんどにフッ素が配合されているんです。近年は、高濃度フッ素配合の商品もあります。
※年齢によって適切な濃度・使用量があります(画像参照)
当院の受付でも販売しております。

次に、歯科医院で行うフッ素塗布です。
当院では小児に対し、ジェル状のフッ素塗布やトレーによるフッ素塗布を行っています。
また、定期検診のクリーニング時にフッ素配合のジェルを塗布しています。
生えたばかりの歯は歯質が未完成のため弱く、特に効果的です。

最後に、フッ素洗口です。
フッ素が入った洗口液でぶくぶくうがいを行います。
4歳以上のぶくぶくうがいができる小児から使用が可能で、継続使用することで効果が高まります。
とくに4歳から14歳まで使用することでむし歯の予防に最も効果的であると言われています。
当院では、ミラノール®と言うフッ素が入った洗口剤を取り扱っています。

フッ素の使用後は30分から1時間程度、飲食や洗口を控えると効果的です。
年齢やお口の状況に合わせて使用方法や商品を適切に選びましょう。
気になった方はお気軽にご相談ください!

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