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『国際歯科シンポジウム』

2017年4月27日

こんにちは。


綺麗な桜の季節もあっと言う間に終わってしまいましたね。
新年度が始まり、少しずつ新生活に慣れてきた頃でしょうか?
当院にも新入社員2名が加わり新体制となりました。
近々ブログにて紹介していく予定ですので是非ご覧ください。

さて今日は、私が以前参加した「国際歯科シンポジウム~歯周病の予防・治療・管理~」について少しお話しさせて頂きます。
まず寿命には、『命の平均寿命』と『健康寿命』とがあります。
この二つの寿命には男性で約9才、女性では約12才の差があると言われています。
この『健康寿命』とは、健康で明るく元気に生活する期間、つまり寝たきりや痴呆にならずに自立して生活できる期間の事です。

歯とお口は「食べる」「味わう」「話す」と言った、人が生きる上で重要な役割を持っていて、こころと体の健康にとても影響があります。
歯の寿命を延ばす事は、「健康寿命」を延ばす為にとても大切なのです。

では、その歯の寿命についてですが、80才で20本以上の歯を残そう!と言う「8020運動」を私達医療従事者は励行させておりますが、現状は80才で平均約14本とまだまだ達成できていないのが事実です。

先にも説明させて頂きましたが、全身の健康とお口の健康は切っても切り離せない事、とても密接な関わりがあるのです。
例えば、高血圧や糖尿病は歯肉の腫れや唾液分泌量の低下等を引き起こします。
また、抗てんかん薬や抗血栓薬・抗うつ剤やビスフォスフォネート製剤(骨粗鬆症薬)等の服用者は歯肉肥大や歯肉からの出血量増加・口腔乾燥等を引き起こします。
いずれも歯周病のリスクを高めたり症状を悪化させてしまいます。

私達は口腔内だけではなくこのような全身状態を把握し、健康寿命を延ばす為の計画を立てる事がとても大切な事だと再認識しました。
皆様の健康寿命を延ばすお手伝いとして私達の課題はとてもたくさんありますが、皆様に満足して頂ける様な医療を提供していく為に、スタッフ一丸となり今後もがんばっていきます。
どうぞ宜しくお願い致します。

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