2016年6月10日
こんにちは。
6月4日~11日は「歯の衛生週間」
また、6月は「食育月間」でもあります。
丁度この時期に学校での歯科検診が開催されることが多いのではないでしょうか。
この機会に日頃の食生活について見直しましょう。
今回は虫歯予防に繋げる「間食の仕方」をお伝えします。
ところで、なぜ虫歯になるのか。
「甘いもの=虫歯の原因」というイメージがあると思います。
虫歯は食事をした後の口の中状態の変化が関係しています。
食事をした際の口腔内
①虫歯菌が砂糖などの糖分を食べる
②虫歯菌が酸を出して口の中が酸性になる
(酸にはミネラルを溶かして虫歯を作る働きがある)
③唾液に含まれる成分により口の中が中性に戻る
頻繁な間食・食事の回数が多い場合には口の中が酸性になっている時間が多くなり、歯が溶け易い状態が続きます。
結果として虫歯になる可能性が高くなります。
そこで、間食のポイントをお伝えします。
☆間食の選択
<虫歯になりやすいおやつ>
・口の中に長時間留まるもの×
・歯に付着し易いもの ×
・糖度の高いもの ×
→あめ、クッキー、キャラメル、チョコレートなど
<虫歯になりにくいおやつ>
・糖度が比較的低く、歯に付着しにくいもの
→せんべい、クラッカー、ゼリー、果物など
☆間食の時間
間食の時間を決め、だらだら食いをしない。
食事後すぐに歯を磨く習慣を身につけるとだら だら食いも少なくなる。
☆よく噛んで食べる
よく噛んで食べることにより唾液を多くする。
唾液には口の中に残った食べカスを流したり、虫歯の原因菌を弱らせる作用があります。
とはいえ、甘い物を食べてはいけない。
という訳ではありません。
人間や動物は産まれた時から甘いものを好むと言われています。
また、甘い物を食べることにより癒されたり、気分転換が出来たり脳を元気にする大切な働きもあります。
虫歯予防には「長時間食べ物が口の中に残らない習慣」を身につけることが何よりも大切です。
補助的ではありますが、キシリトール入りのお菓子もオススメです。
市販のキシリトール入りのお菓子は30~40%含有が多いですが、歯科用のキシリトール100%配合のガムやタブレットも販売されています。
毎日の歯磨きでは汚れを取りにくい部分もありますので3ヶ月~半年に一度、歯科医院での定期検診や歯のクリーニングをお勧め致します。